東京都羽村市の偽造クレジットカード事件 外国人被疑者への刑事弁護活動
外国人であるAは、東京都羽村市内の百貨店において、偽造クレジットカードを用いて商品をだまし取った詐欺などの疑いで、警視庁福生警察署の警察官に逮捕された。
Aの婚約者であるBは、警察からAを逮捕したことは知らされたものの、他の情報は一切教えてもらえず、Aのことが心配になった。
そこで、Aは外国人であまり日本語を上手く話せないが、それでも接見に行ってもらうことは可能かどうか、刑事事件を専門とする法律事務所を訪れ、弁護士に相談をすることにした。
(フィクションです。)
~外国人による詐欺事件~
外国人であるAは、詐欺事件等の被疑者として、警視庁福生警察署に逮捕され、取調べを受けています。
被疑者が外国人の場合も、捜査機関による捜査・取調べは日本人と同様に行われますが、言語の違いの問題から、被疑者の権利が侵害されていないかどうか、すなわち違法・不当な捜査が行われていないかどうか常に気を配る必要があります。
被疑者が外国人の場合、大きく分けて、捜査通訳の不当性の問題と、不法滞在などの入管法違反を理由とした別件逮捕等の問題が生じる可能性があるため、こうした問題を念頭に置いた上での弁護活動が求められます。
例えば、前者については、被疑者の使用言語や日本語のレベルを確認した後、弁護士自身が必要な通訳人を手配することなどが、後者については、取調官に対して適宜抗議するなどにより捜査の是正を求めていく必要があります。
外国人被疑者は、刑事手続きの中で不安定な状態に置かれていることから、日本人以上に肉体的・精神的な負担を抱えてしまうことになります。
このような外国人被疑者については、より専門性の高い内容の弁護活動が求められますので、刑事事件を専門とする弁護士にご相談されることをお勧めします。
日本で刑事事件を起こしてしまえば、外国人であっても刑務所に入る可能性はあります。
外国人による詐欺未遂及び不正作出支払用カード電磁的記録供用事件の場合で、求刑懲役2年6月、量刑懲役1年8月の実刑判決となった過去の例もあります。
ですから、やはり細やかな部分まで気を配る刑事弁護活動が必要となるでしょう。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は刑事事件専門であり、外国人の方の刑事事件についての刑事弁護活動も多数承っております。
外国人被疑者への刑事弁護活動についてお悩みの方は、弊所弁護士までご相談ください。
(警視庁福生警察署への初回接見費用:3万9,000円)