大阪市浪速区の詐欺事件 ETC不正通行の逮捕も弁護士の示談
Aさんは、大阪市浪速区内の高速道路を一人で走行する際、父親が所有するETCカード(障害者割引制度適用)を利用し、代金の一部の支払いを免れていました。
この不正通行が高速道路の管理を行う株式会社Xの知るところとなり、Xは大阪府浪速警察署に相談しました。
後日、Aさんは不正通行を行ったとして電子計算機使用詐欺罪などの疑いで逮捕されたため、弁護士に示談交渉を依頼しました。
(上記事例はフィクションです)
【ETCの悪用による不正通行】
高速道路を交通する際、ETCにより自動的に料金の支払いを済ませるという方法が一般化しています。
車両を停止させる必要もなく全て自動で行われるため大変便利なのですが、その点を悪用して代金の支払いを免れようとする不正通行も問題となっているようです。
上記事例では、Aさんが障害者割引制度適用のETCカードを利用し、料金の一部の支払いを免れています。
障害者割引制度が適用されるのは、①運転手が障害者の場合と②同乗者が重度の障害者の場合に限られます。
そうすると、Aさんは自分の父親のETCカードを利用して運転しており、①②のどちらにも当てはまらないにもかかわらず障害者割引制度を利用して料金の一部免除を受けているのですから、不正通行により高速道路の出入り口のコンピュータを欺いていると言え、電子計算機使用詐欺罪が成立すると考えられます。
また、道路整備特別措置法に違反し、実損以上の民事責任および電子計算機使用詐欺罪とは別の刑事責任に問われる余地もあります。
【示談を実現するためには】
高速道路の管理会社は、不正通行に厳粛な対応をすると表明しており、示談交渉も一筋縄ではいかない可能性が高いです。
こうしたケースで示談締結の可能性を高めるには、弁護士に示談交渉を依頼するのが得策です。
弁護士の強みは、示談の締結というゴールを見据えたうえで、そこに辿り着くための最適なルートを見つけ出せる点にあります。
示談の成否は示談交渉の進め方にかかっているので、この強みの存在は非常に大きいと言えます。
示談は不起訴や執行猶予の獲得にも大きく関わる要素なので、それらの実現を目指すならぜひ弁護士に示談交渉を依頼してくだい。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は、示談交渉の豊富な経験を武器に、示談の実現に注力いたします。
ご家族などが不正通行をはじめとする詐欺事件で逮捕されたら、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
(大阪府浪速警察署 初回接見費用:35,400円)