大阪市北区のネットオークション詐欺事件で否認 刑事事件に強い弁護士
ネットオークションを巡っては、「代金を支払ったが商品が送られてこない。」「商品を発送したのに代金が支払われない。」「全く違う商品が送られてきた。」等といったトラブルが後を絶たず、中には刑事事件に発展するケースも少なくありません。
今回は、ネットオークション詐欺で警察の取調べを受けているAさんの事件を紹介します。
~事件~
Aさんは1年ほど前から、自宅で使用しなくなった電化製品をネットオークションに出品し小遣い稼ぎをしていました。
半年ほど前に、Aさんの出品したDVDプレーヤーを、大阪市北区に住む主婦が3万円で落札しました。
数日後に、落札者からAさんの口座に3万円入金されていましたが、AさんはDVDプレーヤーの発送を忘れてしまっていました。
落札者がネットオークション詐欺として大阪府天満警察署に訴えたことから、Aさんは警察署に呼び出されて取調べを受けています。
(フィクションです。)
ネットオークション詐欺
詐欺罪は、人の財産を騙し取る行為によって成立する犯罪です。
詐欺罪が成立するかどうかは、
①詐欺罪の故意があるか
②詐欺罪の実行行為があるか
③詐欺罪の結果が生じたか
④詐欺罪の実行行為と結果との間に因果関係が認められるか
によって判断されます。
今回の事件でAさんは、落札者から代金を騙し取るといった詐欺罪の故意はなく、ただ単に商品の発送を失念していただけでした。
その場合は、詐欺罪の故意がないので、詐欺罪は成立しません。
もしAさんが、実際に所有していない商品をネットオークションに出品していた場合などは、最初から落札者を騙して代金を詐取する意図があったとして、故意が認められて詐欺罪が成立する可能性があります。
詐欺罪で起訴されて、裁判で有罪が確定すれば10年以下の懲役が科せられます。
刑事事件に強い弁護士は、警察の取調べを受けている方に的確なアドバイスをして、起訴されないための弁護活動も行っています。
大阪市のネットオークション詐欺で警察の取調べを受けている方、詐欺の故意を否認している方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の刑事事件に強い弁護士にご相談ください。
(大阪府天満警察署までの初回接見費用:34,700円)