大阪府堺市で実刑回避を目指す…刑事専門弁護士に詐欺利得罪の逮捕を相談
大阪府堺市に住む20代男性のAさんは、生活に困窮していたため、どうにかして光熱費を浮かせたいと考え、電気検針器の針を逆回りさせ、電気を使用しなかったように見せかけて電気代の支払いを免れることを思いつきました。
しかし、検針にきた作業員によってAさんの詐欺行為が発覚し、Aさんは詐欺利得罪の疑いで大阪府堺警察署に逮捕されることになってしまいました。
(フィクションです。)
~詐欺利得罪とは~
詐欺罪のうち、人を欺いて財産上の利益を得る犯罪は詐欺利得罪とも呼ばれます。
詐欺利得罪は、通常イメージされる詐欺罪が財物(不動産と動産)を得るのに対し、詐欺利得罪は財物以外の財産上の利益を得る場合を対象としています。
例えば、借金の返済を免除してもらうことや、タクシーで目的地まで運んでもらうサービスを受けることが「財物以外の財産上の利益」にあたると考えられています。
判例においても、上記事例のAさんのように、電気検針器の針を逆回転させて電気料金の支払いを免れた事例において、詐欺利得罪の成立を認めています(大判昭9.3.29)。
ですので、Aさんの犯した行為についても詐欺利得罪に問われてしまう可能性は十分に考えられます。
もし詐欺利得罪で起訴されてしまうと、詐欺罪と同様の「10年以下の懲役」という法定刑で処罰を受けることになります。
そのため、つい出来心で詐欺行為をおこなってしまったというだけでは済まなくなってしまう可能性は十分に考えられるでしょう。
たとえ初犯の場合であったとしても、行為が悪質であったりするような場合には、執行猶予は付かず実刑判決となってしまうことも考えられます。
ですから、早期の段階で詐欺事件に精通した刑事事件に強い弁護士に相談・依頼をし、少しでも処分が軽くなるよう弁護活動に動いてもらうことをおすすめいたします。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門に取り扱っている法律事務所ですので、詐欺利得罪などの相談・依頼も承っております。
ご家族が突然、詐欺事件で逮捕されてしまいお困りの方、実刑判決を回避してほしいとお考えの方は、ぜひ一度、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
(大阪府堺警察署への初回接見費用:37,700円)