オレオレ詐欺の受け子で現行犯逮捕 神戸市北区対応の刑事弁護士に相談
Aさんは,オレオレ詐欺グループの受け子として,グループの幹部から指示を受けて被害者から現金を受け取る行為を繰り返していました。
ある日,Aさんがいつものように幹部からの指示を受けて,神戸市北区のVさんの家へ行き,Vさんから現金を受け取ろうとしたところ,Vさんの通報を受けて待ち構えていた兵庫県有馬警察署の警察官に,詐欺未遂罪の被疑者として現行犯逮捕されてしまいました。
(フィクションです)
逮捕とは,捜査機関が犯罪を行った者の身体を拘束することをいい,逮捕の種類としては,通常逮捕,現行犯逮捕,緊急逮捕があります。
このうち,現行犯逮捕とは逮捕状を執行する形で行われる通常逮捕とは異なり,現に犯行が行われた場合等に逮捕状なくして被疑者を逮捕する手続きを言います。
現行犯逮捕は,原則として犯行を現認した者によって,犯行の現場で行われる必要がありますが(刑事訴訟法212条1項),一定の要件を満たすことで,犯罪を行ってから明らかに間もない場合でも現行犯逮捕が可能とされています(同法同条2項各号)。
また,現行犯逮捕は警察官などの捜査機関だけでなく,一般人でも行うことができます(同法213条)。
上記事例においては,Aさんが詐欺罪の実行行為の一部に着手したところで,現に犯罪を行ったものとして,詐欺未遂罪の被疑者として現行犯逮捕されたものと考えられます。
Aさんの担っていた受け子という役割は,直接被害者のもとへ金品等を受け取りに行くことから,こうして現行犯逮捕されやすい役割です。
Aさんのように,オレオレ詐欺グループに加担しており,同種の詐欺を繰り返していたような場合には,罪が重くなる傾向にあります。
執行猶予の獲得や刑罰の減軽を目指すためには,刑事事件に強い弁護士による最適な弁護活動が不可欠といえるでしょう。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,刑事事件専門の弁護士事務所であり,オレオレ詐欺事件も数多く手掛けております。
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(兵庫県有馬警察署までの初回接見費用:37,700円)