1. 結婚詐欺とは
結婚詐欺とは、結婚を口実として金品(財物)を騙し取ることです。
例えば、前の女性(男性)と縁を切るためにお金がいると言われて、今すぐ結婚できないと言われたため、何百万円も出すという事例があげられます。
2. 結婚詐欺の手口
1 魅力的な異性として近づく
結婚詐欺師は、出会い系サイトや婚活パーティーなど、人が出会いを求める場に顔を出して魅力的な異性として近づいてゆきます。
男性詐欺師であれば経済的に余裕があるふりをしたり、女性詐欺師であれば女性的魅力を使って近づいてきます。
2 信頼関係を築く
結婚詐欺師は、早い段階で恋人の関係をつくり、いち早く信頼関係を築いていこうとしてきます。また、被害者の方は、恋愛に不慣れな方が多く(詐欺師はあえて恋愛が不慣れな人を狙ってきます)、詐欺師のことを簡単に信じてしまいがちです。
3 お金が必要な状況だと打ち明け、お金を借りる
結婚詐欺師は相手との信頼関係を築いた後に、お金が必要であることを打ち明けてきます。結婚詐欺師は様々な理由をつけてお金の必要性を説き、すぐに返すと約束してお金を受け取ります。お金は手渡しで受け取ることが多いです。
4 連絡が取れなくなる
お金を渡すと、その後、急に連絡が取れなくなります。
3.立件はされるの?
加害者が「近々結婚するつもりだった」(詐欺の故意などなかった)と言われれば、うまく逃げられてしまう可能性は否定できません。しかし、加害者が数多くの結婚詐欺を重ねていたことが判明すれば、結婚するつもりだったという言い訳をしても詐欺罪が認定される可能性があります。
4.結婚詐欺の事例
下記のような事例の場合、結婚詐欺にあたる可能性が高いです。
- 出会い系サイトで実際に出会った相手から多額の金品を要求されるケース
- 高額の借金を要求されるケース
「親が病気になったのでお金が至急必要」「~までには必ず返す」等の理由でお金を貸してしまい、何度か催促したが返済されない。 - 宝石や絵画など高額なものを買わされるケース
「一緒に暮らしたら飾りたい」などの理由で高額な宝石や絵画を買わされてしまう。
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