結婚する気があるように装い交際相手から2千万円を騙し取った結婚詐欺事件③
結婚詐欺の事例について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。
事例
Aさんはマッチングアプリで知り合ったVさんに対して好意を抱いているかのように思わせ、AさんとVさんは結婚を前提としたお付き合いを始めました。
交際から3か月経ったある日、AさんはVさんに「Vさんのことは愛しているし生涯を共にする相手はVさんしか考えられないが、僕には友人に騙されて借金が2千万円ある。このまま結婚してしまうとVさんに迷惑をかけてしまうから別れてほしい。」と告げました。
Aさんの話を信じたVさんは、Aさんに2千万円を渡したところ、Aさんと連絡が取れなくなってしまいました。
実はAさんには借金などなく、Vさんからお金を騙し取る目的でVさんと交際をしていたのです。
VさんはAさんに騙されていたことに気づき、愛知県中村警察署に被害を相談しました。
(事例はフィクションです。)
逮捕回避と弁護活動
逮捕されると自由が制限されることになりますから、会社に出勤したり学校の授業に出席することができなくなってしまいます。
長期間にわたって欠勤や欠席が続いてしまうと解雇や退学のおそれが出てくるでしょう。
何とか逮捕を回避する方法はないのでしょうか。
弁護士が逮捕をしないことを求める意見書を作成し警察署へ提出することで逮捕を回避できるかもしれません。
前回のコラムで解説したように、逮捕には逮捕の必要性が必要になります。
逮捕が必要な場合とは、逃亡のおそれ、証拠隠滅のおそれがある場合だと解説しました。
ですので、逮捕を回避するためには、警察官にAさんが逃亡や証拠隠滅をするおそれがないことを主張していく必要があります。
弁護士が逮捕をしないことを求める意見書を通じて、Aさんが逃亡や証拠隠滅をしないと誓っていること、逃亡や証拠隠滅をできない環境を整えていることを訴えることで逮捕を回避できる可能性がありますので、逮捕されないか不安な場合には早期に弁護士に相談をすることが望ましいでしょう。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、詐欺事件をはじめとする刑事事件の弁護経験が豊富な法律事務所です。
刑事事件に精通した弁護士に相談をすることで、逮捕回避を実現できるかもしれません。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、無料法律相談を行っていますので、逮捕されないか不安な方、詐欺事件などで捜査を受けている方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。