【解決事例】振り込め詐欺事件の受け子 示談締結で執行猶予獲得

【解決事例】振り込め詐欺事件の受け子 示談締結で執行猶予獲得

~事例~

Aさんは、東京都に住んでいる大学生です。
Aさんは、SNSで「高収入 アルバイト」などと検索し、その検索にヒットした投稿を行っていたXさんにDMで連絡を取ると、東京都の空き家に荷物を取りに行き、その荷物をXさんに渡すという仕事を引き受けました。
Aさんはそういった仕事を複数回行っていたのですが、ある日、いつもと同じように空き家に行くと、愛知県千種警察署の警察官がやってきて、Aさんは詐欺罪の容疑で逮捕されてしまいました。
警察の話によると、Aさんは名古屋市千種区に住むVさんが被害に遭った振り込め詐欺事件の被害品を受け取る「受け子」をしていたとのことでした。
Aさんは、同様の行為を複数回していたことからその件で再逮捕され、ついには詐欺罪の容疑で起訴されてしまいました。
こうした経緯を知ったAさんの両親は、刑事裁判に向けて弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所弁護士に相談してみることにしました。
(※守秘義務の関係で一部事実と異なる表記をしています。)

~弁護活動と結果~

Aさんはすでに起訴されている状態だったため、弁護士はすぐに刑事裁判に向けての準備を行いました。

まずは、Aさんのかかわった振り込め詐欺事件の被害者の方に連絡を取るべく、捜査機関を通じて、Aさんが謝罪と弁償の意思を持っていることを伝えてもらい、示談交渉の打診を行いました。
その後、被害者の方2名と連絡がつき、弁護士は何度も被害者の方のお宅に足を運び、示談交渉を行いました。
その結果、被害者の方2名に被害弁償を行った上で示談を締結することができ、被害者の方々からはお許しの言葉までいただくことができました。

また、こうした被害者対応と並行し、弁護士はAさんの保釈を求める活動を行いました。
Aさんには余罪があったため、再逮捕されて身体拘束が長期化していましたが、弁護士の保釈請求が認められ、無事釈放されることができました。

刑事裁判では、Aさんの反省や今後の家族の協力があること、被害者の方々との示談締結の事実やお許しの言葉があることが弁護士より主張され、執行猶予が求められました。
これらの事情が有利にはたらき、Aさんには執行猶予付き判決が言い渡されました。

今回のAさんの事例では、Aさんは現住所地から離れた場所で逮捕されていましたが、これは振り込め詐欺事件の被害者Vさんが住んでいた地域の警察署が捜査を担当していたことによります。
このような現住所地と留置場所のずれは、電話やインターネットを介した詐欺事件では少なからず起こり得ます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、現在日本各地に12の支部がありますので、こうした事件にもスムーズに対応が可能です。
詐欺事件執行猶予を獲得するためには、示談締結などの被害者対応が重要です。
早期に被害者対応に取りかかかるためにも、まずは弁護士に相談してみましょう。

 

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